Novellus Concept-One One Arm Robot 【KLC-008-30】
ステッピングモーターの生産終了に伴い、国産モーター化 Ver,Ⅲについて。
特徴 ＆ 利点 / Features ＆ Benefits
● 過負荷アラーム
最大トルクを超える負荷が0.3sec以上加わった場合、アラームを発生させ、モーターの励磁をフリーにします。
●発熱低減・省エネルギー
モーター、ドライバの高効率化により、大幅に発熱が低減されています。
消費電力は従来比66%減
【国産モーター化 Ver,Ⅲについて】
（弊社Ver,Ⅱロボットと基本仕様に変更はありません。）
１．脱調しません
オリエンタルモーター社製の新開発モーターを採用し、脱調しそうになると即座にクローズドモード制御を行います。（モーターにローター位置検出センサーが内蔵され、回転速度・回転量を監視しています）
２．アラーム（保護機能）
＊ドライバ アラームLEDの点滅回数で異常状況を特定できます
| 点滅回数 | 機能 | 作動条件 |
|---|---|---|
| 2 | 加熱保護 過負荷 速度過剰 指定パルス異常 | ドライバ内部の温度が85℃を超えた。 最大トルクを超える負荷の累積値が設定値以上加わった。 モーター出力軸の回転速度が4500r/minを超えた。 指定パルスの周波数が仕様値を超えた。 |
| 3 | 過電圧保護 主電源エラー 不足電圧 | AC200Vを印加した。 主電源が遮断されている時にモーターを起動した。 主電源が瞬間的に遮断された。または電圧が不足した。 |
| 4 | 位置偏差過大 | 指令位置と実位置の偏差が設定値を越えた。 |
| 5* | 過電流保護 動力系回路異常 | モーター、ケーブル、及びドライバ出力回路が短絡した。 モーターケーブルが断線した。 |
| 7 | 運転データ異常 | 運転データ異常ワーニングが発生している時に、原点復帰運転を行った。 |
| 8 | センサエラー | モーター回転中、または電源投入時、センサーに異常が発生した。 |
| 9 | EEPROMエラー | ドライバの保存データが破損した。 |
３．リフトモーターの電磁ブレーキ仕様
従来のブレーキパッド仕様では、消耗度・負荷からくるスプリング圧調整に難がありモーター動作の安定性に欠けていました。
電磁ブレーキタイプへ変更することにより安定した動作が得られ、パッドの交換・調整が不要になります。
＊ アラーム発生時、リフトモーターはフリーになり、電磁ブレーキで保持します。